フィリピン・パナイ島ランブナオの見どころ観光地♪

公開日 : 2016年12月22日
最終更新 :

こんにちは!4期のすばるです!

今回は、過去9回フィリピンに渡航経験のある私が、私たちが支援をしているプグハナンという村での日常をご紹介したいと思います!

普段私たちが海外に行くとなると見ることになるのは、都市の風景、観光地の風景など、私たち異国人が知っているような有名な場所になることが多い。しかし、"観光"ではない形でフィリピンの田舎に入る私たちに見えてくるのは、誰も筆にも口にもしない、しかしフィリピンの人々の生活に繋がる生の風景だ。

10日間にわたるフィリピン・プグハナン村での滞在の中で、唯一自由に遊ぶことが出来る「サンデーホームステイ」という日がある。そこで私たちが目にする、この村の日常をご紹介しよう。

①川

DSC_3146.jpg

プグハナンの村には大きな川が流れている。ここは子どもたちの絶好の遊び場だ。日曜日の朝、私たちも早くから川に向かう。川のとある地点では大人も足がつかないほど深いところがあり、崖から飛び込んだり、泳いだりして遊ぶ。村の子どもたちや、違う家でホームステイしているメンバー達が集まってきて、川は一大遊び場となる。水があれば遊びが生まれ、ボールがあればさらに遊びの幅は広がっていく。何もないところから喜びが生み出されるところがフィリピンらしいとも言えるだろう。

②ランブナオマーケット

川で一通り遊んでさっぱりした後は、町へ出てマーケットへ。ランブナオ地区の大きなマーケットだ。近くのバランガイ(村のようなもの)から多くの人が、数日間分の食料や日用品を買いにやってくる。

DSC_7068.jpg

野菜、魚、肉、電化製品、文房具、床屋などがコーナーごとに分けられてひしめき合っている、東南アジアらしい景色だ。マーケットという場は、様々な日常が合わさって出来ていることを実感する。同時に、その様々な日常の中には経済的な格差というものも垣間見ることが出来る。人が集まるマーケットには、片田舎といえど、物乞いとして生きる人たちもいる。

DSC_7072.jpg

ここで私たちが驚くのは、物乞いにお金を渡すという行為が、その日常の中に入っているということだ。日本では、物乞いのような人々は社会の外の人として多くの人の日常から切り離される傾向があるが、ここでは社会の中の出来事としてとらえられる。

「物乞いにお金を渡してはいけない」

日本ではこのような風潮が強くなっているが、それは本当に"正しい"のだろうか。社会のシステムに恩恵を受ける人がいれば、システムの外に生きざるを得ない人もいるとするならば、経済システムの働かない場所で是正する必要があるのではないか。(もちろん、都市では裏に組織がついていたりするのでむやみにお金を渡すことはできないのだが...)

ここの日常は、そんな提案を私たちに投げかけてくる。

プグハナンの観光地を紹介する予定が、少しまじめすぎる内容になってしまいました。ここプグハナンでは、ただの日常が絶景となり、ただの日常が私たちに問題を提起してきます。そういう意味では、私が思う一番の観光地は、私たちが建てている学校からの風景かもしれません。丘の上に立つその新校舎からは、一面の田んぼの景色が広がり、夜になれば満天の星空が頭上に輝きます。そんな"普通"の風景が、実は何よりも特別に感じられるのです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。