トルコ人と羊肉の関係〜羊肉はトルコ人の歴史でもある〜
中央アジアで生きてきた遊牧民(トルコ人のご先祖)と羊は、長い歴史の中で、切っても切れない関係であったのです。
常に移動する生活であった遊牧民は、夏は涼しくて草の多い高原で過ごし、
冬は暖かい場所へ常に移動が必要であったため、足腰の丈夫で病気になりにくく
扱いやすい羊だけが飼えたと言われています。
それによって食文化も長い年月をかけ、自然と羊が最も美味しく食べられるように調理されてきたのです。
羊肉は中までしっっかり火を通し、じっくり焼くのがトルコ流。
トルコではレアとかミディアムレアという言葉はありません。
トルコにある肉料理を提供するお店はどこでも、大きな室内用のバーベキューグリルでしっかり!!焼いて
ジュージーにお肉を提供しています。
トルコへ来たら、牛より鶏肉よりまず、羊肉を召し上がってください。
羊肉の概念が変わります。
今まで日本で美味しいと思える羊肉を食べてこなかったため、羊肉の美味しさが分からなかった筆者ですが、
トルコで生活するようになってから羊肉の美味しさに気づきました。
トルコでは羊肉の料理方法として、キョフテ(ハンバーグの小さいバージョンで平たい肉団子の形)、
ピルゾラ(骨つき肉)、カヴルマ(鍋でじっくりコトコト煮込む煮込み肉)の3つのタイプがメインです。
今回は、トルコで住んでみて本当に美味しい!!と舌鼓みをした、
ブルサ県イズニック市にあるお肉屋さん、"Kofteci Yusuf" (ユスフのキョフテ屋)
を紹介させて頂きたいと思います。
美味しすぎたので、日本からわざわざ両親を連れて行ってしまいました。
イズニックの街のなかにあるだけあって、お店には美しいイズニックタイルの装飾が施されており、
お店に入ってすぐのショーケースには新鮮なお肉の数々や、(そこでお肉を見ながらg単位で注文もできます)
テキパキと働く店員さんがとても見ていて気持ちが良いです。
基本的にお肉がメインのお店なので、スープや煮込み料理はありません。
お肉(数種類)と付け合せの野菜、飲み物、そしてデザートのシンプルなメニュー構成です。
それだけ、お肉が美味しい証拠。
トルコの子供から大人に大人気なこのメニュー"キョフテ"(平たい肉団子)は、
まじりっけのない味、正真正銘の新鮮でジューシーな味がします。
こちらのメニューは、"ピルゾラ"(骨つき肉)です。
こんな柔らかくて臭みのない骨つき肉があるんだと感心してしまうほどの味がします。
更に嬉しいことにお店の中にはお肉屋さんもあり、その場で購入し持ち帰ることも出来ます。
イズニックへお越しの際には、立ち寄ってみてくださいね。美味しい羊肉をぜひ!!
✴︎お店の情報*(イズニックにあるのは本店です。支店も多数あります(イスタンブール、イズミールにもあり)
店舗名 Kofteci Yusuf(キョフテジ ユスフ=ユスフのキョフテ屋)
住所 Selçuk Mahallesi, Atatürk Cd. No:73, 16860 İznik/Bursa
電話番号 444-6162
営業時間 8:00~24:00
Website www.kofteciyusuf.com/
(料理のお値段)(1TL=35円 2017年現在)
トルコではお肉はグラム単位で注文します。
写真はすべて500g(2人前)の料理です。キョフテ(肉団子)は約1050円、ピルゾラ(骨つき肉)は1300円です。
キョフテ(平たい肉団子)200g=12TL. 300g=18TL. 500g=30TL. 1000g=60TL
ピルゾラ(骨つき肉) 200g=15TL. 300g=22.50TL. 500g=37.50g. 1000g=75TL
サラダ 4TL〜、デザート2TL〜、飲み物1TL〜
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