11月2日は『死者の日』

公開日 : 2007年10月31日
最終更新 :
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今週金曜日の11月2日、カトリック教国のブラジルは『死者の日』を迎えます。

ポルトガル語で「Dia dos Fiéis Defuntos」「Dia dos Mortos」または「Dia de Finados」。

この日はブラジル全国の学校、職場などが休みとなり、多くの人が墓地を訪れ死者の魂のために祈りを捧げます(写真)。

カトリック教には、

「A morte não tem a última palavra.(死には最後の言葉がない)」

という考えがあるそうです。

意訳すると「死が全てを終わらせるわけではない」。

彼らは墓地を訪れ、故人を偲び、祈りを捧げることで、辛く悲しい別れに苦しみながらも、確固たる希望を胸に抱きます。

キリスト教的にいえば、故人がキリストとともに真の命を得ていたことを感謝し、再び出会う日が来るまで、キリストの教えを通して、故人と同じ信仰で結ばれていることを確かめ合うこと。

宗教を飛び越えて考えると、故人を慕う気持ちが私たちの心に宿っているからこそ、故人はいつでも私たちと一緒に生き続ける、ということなのでしょう。

多くのブラジル人が心静かに故人を想う日。

私も少し立ち止まって、死者の魂に祈りを捧げたいと思います。

[参考資料]

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